図書館でごはん

本がある以外は、ただくらしにひつようなものだけのような家で。

傘を持って駅に迎えに行く。

夕方になって雨が降り出した日。

 

傘を持って、夫を駅まで迎えに行った。

いつもの駅までの道を歩きながら、

いまどき、

「傘を持って、歩いて駅まで迎えに行く」

ということをしているひとは

どれくらいいるんだろうなぁ、と思った。

 

歩いて10分ほどの道のり。

 

夫の、大きめの傘を手に、

駅の軒下で待つ。

近隣の道路には、

車でお迎えの駐車がちらほら。

 

なんだかひとりだけ、レトロな気分。

 

夫と合流し、

行きと同じ道を歩いていると、

 

「今時傘持って歩いて迎えに来るって、

サザエさんの世界だね。」

 

と笑われた。

 

同じようなことを思っていたことが

おもしろかった。

 

 

梅雨。