図書館でごはん

本がある以外は、ただくらしにひつようなものだけのような家で。

ひとつ手放したら、もうひとつ手放せた。

今日手放せなかったものが、次の日に手放せるようになったりする。

 

すっきりした空間をみて、ああここも整理しよう、とか。

選択肢が減ったことで、ああこれ選んでた時間もったいなかったな、とか。

(結局手放したあれは選ぶことがなかったじゃないか、とか。)

そんな目線で見渡すようになると、グレーアウトするものが見えてくる。

「うーん、これも、手放すか。」

なんて、昨日残したものを、今日手放せたりする。

 

一度にやろうとすると、体力どころか、気力が持たない。

選択する、選別することは、結構つかれる。

 

でもどうせなら一度に捨てたい、まとめてリサイクルに行きたい。

手放す荷物を部屋の片隅にためていく。

もう少したまったら処分しよう、持っていこう。

ああ置く場所が無くなってきた。今日の片づけはやめておこう。

せっかく片づけた場所にまた何かが埋まっていく。

 

じぶんの場合は、すこしずつ、こまかく、外へ出して

「なくなった」と思える空間を、

視覚的にふやしていったのが良かったのだと思う。

箱ひとつ、雑誌1冊でも、無くなることで生まれる余裕。

達成感とかそういうものに近いのかもしれない。

 

よしっ、と気力を取り戻して、次へ。